ESRコラム
連載:ESRは“注文の多い”測定装置?(4)ESRの測定領域;掃引磁場幅

一般的なNMRやIR測定では、測定領域(横軸)の設定を意識せずにスペクトルを記録します。これらの測定では、信号が現れる位置から分子の構造なりを判別するわけですから、信号が現れる全域を観測します。ESR測定の全領域は、磁場 […]

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ESRコラム
連載:ESRは“注文の多い”測定装置?(3)ESRの馴染みにくさ;一次微分線形と磁場変調 (modulation, MOD)

NMR、光吸収、IRなどのスペクトルあるいはHPLCやGCのクロマトグラムなど、我々が目にする“スペクトル”のほとんどは上あるいは下に凸の吸収型の線形を与えます。しかし、ESRスペクトルはベースラインを横切る奇異な線形を […]

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ESRコラム
連載:ESRは“注文の多い”測定装置?(2)ESR測定法を習いましたか?

筆者はESRを主力とする研究室で有機合成、試料調製(ガラス細工と真空技術など)、ESR測定と解析に関する様々なトレーニングを受けました。しかし、ESR装置の使用法を先生あるいは先輩に習ったかどうか記憶がはっきりしません。 […]

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ESRコラム
連載:ESRは“注文の多い”測定装置?(1)ESRは“アナログ感”満載です

先日、同一機関の参加者を対象にESR測定実習会を開催しました。いまさらですが、ESR測定の難しさは、独特の測定条件設定とg値解析にあると実感しました。たとえば、NMR、光吸収、IRなどの分光装置では、あまり横軸を意識せず […]

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